7.脳腫瘍(のうしゅよう)

頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称です。 「良性」と「悪性」があり、さらに脳そのものから発生するもの(原発性)と、他のガンの転移によるもの(転移性)に分かれます。 当科では、神経モニタリングや精密な技術を駆使し、「機能を守りながら、最大限に腫瘍を取り除く」手術を実践しています。

良性脳腫瘍(髄膜腫・神経鞘腫・下垂体腺腫など)

多くの場合はゆっくりと大きくなる腫瘍です。

  • 経過観察: 小さくて症状がない場合は、すぐに手術はせず、定期的なMRI検査で慎重に様子を見ることがあります。
  • 手術摘出: 腫瘍が大きくなって脳を圧迫したり、視力低下や麻痺などの症状が出たりした場合は、手術で摘出します。良性であれば、手術で完全に取れれば完治が可能です。残存病変に放射線療法などを追加で行う場合もあります。
悪性脳腫瘍(神経膠腫・転移性脳腫瘍など)

周囲の脳に染み込むように広がる腫瘍です。 手術だけでなく、放射線治療や化学療法(抗がん剤)を組み合わせた「集学的治療」が不可欠となります。

  • 高度医療機関への紹介・連携 悪性が疑われ、放射線療法が必要である場合や、機能温存のため覚醒下手術が望ましいような場合、治療設備等の整った大学病院やがんセンターなどの高度専門医療機関へ速やかにご紹介いたします。患者さんが最善の治療環境で「集学的治療」を受けられるよう、迅速な連携体制をとっています。

外来診療担当医表